本ページでは、建設業界未経験から発注者支援業務の世界へ飛び込んだ川邉さんに、その動機や転職後の葛藤、現在のやりがいや今後のビジョンを中心にインタビューを行いました。今後発注者支援業務のポジションを志す方に是非お読みいただければ幸いです。発注者支援業務の解説ページはこちらプロフィール株式会社メインライン・エンジニアリング 土木施工管理員 川邉(かわべ)さん1992年6月生まれ。大学を卒業後、約9年間シンクタンク系企業向けシステムのエンジニアとして、サーバー構築業務に従事。2024年4月に株式会社メインライン・エンジニアリングに入社後、発注者支援業務の中でも、高速道路工事における税区分を正しく峻別するための発注者補助業務に従事している。転職の経緯と動機インタビュアー:早速ですが、川邉さんが弊社に転職したきっかけをお聞きしてもよろしいでしょうか。未経験から飛び込むには勇気のいる業界かと思うのですが、転職理由も含めてお聞きしたいです。川邉:私は大学を卒業後エンジニアとして就職したのですが、「今後ITに強くなっていた方が得かもしれない」という漠然とした理由でIT業界を選びました。約9年間続けた中で業務自体は苦ではなかったのですが、無駄に拘束時間が長かったり、思ったほど待遇面が向上しなかったりした結果、仕事へのモチベーションが低下していました。そのようなタイミングで知人を介して発注者支援業務という仕事を知ったのがきっかけです。インタビュアー:初めて発注者支援業務の仕事内容を知ったときはどのように思いましたか?川邉:未経験の自分には難しい業界かもしれないと思った反面、当時の仕事にマンネリを感じていたこともあり、「この際だから全然知らない世界に飛び込んでみるのもありかもしれない」という思いもありました。インタビュアー:なるほど。川邉さんのポジティブな性格が垣間見えるお話ですね。最終的にメインライン・エンジニアリングに就職することにした決定打のようなものはあったのでしょうか。川邉:新しい業界に挑戦することに不安はありました。しかし、メインライン・エンジニアリングの先輩方と話をしていくうちに、「未経験でも会社の仲間がフォローしてくれる」、「わからないことを遠慮なく聞ける環境がある」という社風を感じることができ、「これなら未経験からでも挑戦できそう」という感覚が転職決意の大きな要因でした。また、建設業界は残業が多いイメージがあったのですが、前年度の社員残業時間の月平均が8.2時間ということも教えていただき、ワークライフバランスを大切にしながら働けるというのも非常に魅力的でした。転職時の苦悩と工夫インタビュアー:実際に他業界から建設業界に転職してみての感想を教えてください。川邉さん:やはり最初は苦労しました。特に自分は大学も文系出身で、建設業界に関する専門用語を全く知らない状態だったため、工事内容自体を理解するのにも時間がかかりましたし、大規模な工事となると、工法の種類なども増え、理解できない単語の多さに苦しんだときもありました。インタビュアー:どのようにして知識のなさをカバーしたのですか?川邉さん:まずは参考資料や文献などを元に自分で調べました。すぐに周りの先輩に教えてもらうこともできたのですが、自分で調べることでわからなかった単語を体系的に理解できると考えたのです。そしてどうしてもわからない場合は周りの先輩方に積極的に質問しました。他にも実際の工事写真と資料を照らし合わせることで、専門的な工法を視覚的に理解するように努めたり、設計要領等の参考資料を活⽤した自主学習を積極的に行ったりしました。インタビュアー:なるほど。知識の無さを、工夫して学ぶことでカバーしたのですね。川邉さん:はい。発注者支援業務は現場によって多くの知識が求められます。たとえ土木知識がある状態の方であったとしても、恐らくどこかで壁にぶつかると思います。その時に大切なことは、自ら工夫して学ぼうとする積極的な姿勢と、先輩や発注者へのリスペクトを忘れずに質問できるコミュニケーション能力だと思います。現在の仕事内容とやりがいについてインタビュアー:メインライン・エンジニアリングに就職してから1年以上が経ち、建設業界にも慣れた頃だと思いますが、具体的に現在の業務内容ややりがいについて教えていただいてもよろしいでしょうか。川邉さん:端的に説明をしますと、発注者が行った高速道路の工事について、会計区分を判定する補助業務を行っています。⼯事写真と資料を基に該当の工事がどの会計区分に分類されるのかを判定し、発注者に対してその判定根拠を提示します。その情報を元に発注者は会計処理を行っていくという流れです。インタビュアー:簡潔な業務内容をお聞きするだけでも、難易度が高い業務のように思われます。発注者の会計業務に直結する責任重大な業務かと思いますが、どのようなところにやりがいを感じていますか?川邉さん:やはり自分の仕事が発注者の方に評価されたときですね。判定根拠を発注者に説明する会議で褒められたり、発注者の役職の方から、「長期的に我々の補助を続けて欲しい」という言葉をいただいたりしたときには、前職では味わえない達成感がありました。インタビュアー:ご自身の成長ついてはいかがでしょうか。川邉さん:知識が増え、できる仕事が増えていくことに喜びを感じています。また、発注者支援業務に携わる過程で土木施工管理技士の資格も取得しました。自分の成長が「資格」という形で可視化できたこともモチベーションになっています。メインライン・エンジニアリングに入社した意義インタビュアー:すでに発注者からの信頼を獲得されている川邉さんですが、発注者支援業務を行っている会社の中でもメインライン・エンジニアリングに就職して良かったと感じることはありますか?川邉さん:一番は業界未経験者である自分でも初年度から責任とやりがいのあるポジションで活躍できている点です。ひとえに会社のバックアップが充実しているお陰だと思います。加えて現場でとても感じるのが、「メインライン・エンジニアリングが会社として発注者に信頼されている」ということです。インタビュアー:会社の積み上げてきた信頼が、新しく加入した社員にも良い影響を及ぼしているということでしょうか。川邉さん:おっしゃる通りです。会社の先輩方はとても高い技術力を有していますし、発注者への深い思いやりをもって仕事をされていると感じます。自分にとってはとても良いお手本ですし、その積み重ねがあるからこそ、自分のような業界未経験者でも発注者と密にコミュニケーションがとれているのだと思います。今後のビジョンについてインタビュアー:本日は他業界から入社して活躍されている川邉さんに、様々なお話をインタビューさせていただきました。最後に今後のキャリアビジョンについてお聞かせください。川邉さん:短期的には、現在の業務に関するより深い知識をつけようと思っています。まだまだ先輩方や発注者の方に助けていただく機会も多いですが、今後は後輩の育成・教育にも携わっていく所存です。中期的には自分の特徴を活かした働き方を実現したいと考えています。例えば他業界の出身だからこそ、同じような他業界からの転職者の気持ちが理解できるはずです。自分の経験を後輩に還元することもできると思いますし、前職での経験を活かした自分ならではの視点を今の建設業界に還元できるのではないかと考えています。日々の業務の中でより高い技術力を身に着け、会社にとっても、発注者にとっても、そして高速道路を利用する全ての国民にとっても必要とされる人間になることを目標としていきます。 インタビューを終えた坂田社長(左)と川邊さん